2016年10月24日月曜日

生活習慣病予防のための最大酸素摂取量

ASCLE ROOMブログを再開いたしました。

体の仕組みや働き、そして体に良いことなどを書いていきますので、是非お読みくださいね(^^♪


今回は生活習慣病の予防に役立つお話です。






人間は呼吸により酸素を身体に取り入れます。  
この酸素を利用して糖や脂肪を分解し、運動エネルギーを獲得しています。
最大酸素摂取量とは、「1分間に体内にとり込まれる酸素の最大量」のことです。
この値が低い場合、糖尿病や心疾患などの生活習慣病との関連が深いことから、ウォーキングに代表される有酸素運動の実践が推奨されています。



例えば、自転車に乗って坂道を登って行く時に、坂道が急になると次第に息苦しくなり、最後にはこれ以上運動ができないという限界に達します。この時の、1分間あたりどれだけ酸素を取り込む能力があるか?が最大酸素摂取量です。
最大酸素摂取量は、マラソンなどの競技者で高い値を得ていることから、全身持久性の体力指標として用いられています。

これらの運動実践によって全身の筋骨格系の協調性を高めることが出来るので、寝たきりつまり要介護になる原因である転倒を予防することが可能といえます。

高齢者では酸素を消費する筋肉量の減少が、最大酸素摂取量低下につながることも十分に考えられます。下肢の筋肉(特に太ももの筋肉)に適度に刺激を加えることが大切となります。

最大酸素摂取量が高い人ほど、生活習慣病の発症率が低いことが国際的な研究で明らかにされています。最大酸素摂取量は心血管系疾患の罹患率や死亡率に関連することがいくつかの研究で発表されています。

全身持久力の高い人と低い人を比べた場合、全身持久力の低い人は高い人よりも3-4倍死亡率が高かったという研究結果もあるそうですよ。

厚生労働省は、平成187月に表に示す通り健康づくりのための最大酸素摂取量の基準値を示しています。

:健康づくりのための性・年代別の最大酸素摂取量の基準値
性別
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
男性
40
38
37
34
33
女性
33
32
31
29
28
(単位・ml/kg/分)


この基準値は、生活習慣病の発症リスクを下げることが可能な値として示されています。それで健康づくりのためだけでなく"生活習慣病予防のための最大酸素摂取量"を意味しているといっても過言ではありません。



秋も深まってきて、美味しい食材がたくさん出回ってきています。
ついつい食べ過ぎたり、飲みすぎたりしちゃいそうですよね!(^^)!



ちょっと体が重く感じたら、アスクレルームでリフレッシュして下さいね。
みなさまのご利用を心よりお待ちしております。


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